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JR東海がリニア改良型を初公開 先端丸みで空気抵抗13%減

 JR東海は、2027年の開業を目指して開発を進めているリニア中央新幹線の改良型試験車の先頭車両を、山口県下松市の日立製作所笠戸事業所で報道陣に初めて公開した。消費電力や騒音を抑えるため、従来の試験車L0系に比べ、先端部に丸みを持たせたデザインが特徴だ。

 1997年に山梨リニア実験線で本格的な走行試験を始めてから4代目となる。今回の改良型は5月末ごろから、L0系の車両と組み合わせて走行試験を始める。先頭車両の形状を改良したことで空気抵抗は約13%低減した。デザインは東海道新幹線のイメージを引き継いで、白をベースに、滑らかな空気の流れをイメージした青色の線で彩った。改良型は、先頭車両と中間車両をそれぞれ1両つくった。

 2013年8月から走行試験に使ってきたL0系は先頭車両にガスタービン発電装置を搭載していたが、改良型は地上と車両にそれぞれ設置したコイルを利用して発電する電源装置を採用。燃料を積まない分、軽量化でき、排ガスも出さず環境への負担も減らした。

 リニア開発本部の寺井元昭本部長は、今回の改良で「8~9割は完成したという感触だ。快適性向上のため、ブラッシュアップしていきたい」と話した。

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