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4G帯域転用で5G展開後押し

 総務省は1日、同省の情報通信審議会から第4世代(4G)移動通信システムで使われている周波数帯を5Gでも使うことを認める答申を受けたと発表した。5Gの利用エリア整備の加速を後押しする。答申は3月31日付で、省令改正を経て秋ごろから転用可能となる。

 ただ通信速度は4Gと同程度になると予想されるため、答申では携帯会社に対し、利用者に適切な周知をするよう要請した。

 5GはNTTドコモなどの携帯大手が3月末からサービスを開始している。現在、5Gは4Gより高い周波数帯が割り当てられているが、電波の飛ぶ距離が短いため、エリア拡大に時間がかかることが課題だった。

 4Gの周波数帯を利用すれば広域なエリアを整備でき、多数の通信機器を同時に接続できるなど5Gの一部の特長を生かしたサービスをより早く全国展開できるようになる。

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