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新たな日常、業界も手探り 新型コロナ感染防止対策の指針 (3/3ページ)

<ホテル・旅館>客同士の接触回避、消毒を徹底

 基本原則として、従業員と宿泊客、宿泊客同士の接触をできるだけ避け、2メートルを目安に対人距離を確保する。また、チェックイン・チェックアウト時には、間隔を空けた待ち位置の表示などで宿泊客同士の距離を保ったり、客室で手続きしたりする。フロントデスクと宿泊客に関しても距離を保つか、アクリル板や透明ビニールカーテンなどで遮蔽する。

 ロビーやレストランなどの共用エリアでは、複数の人が使う物品や、手が触れる箇所を工夫して最低限にする。エレベーター内や押しボタンを頻繁に消毒するほか、重量センサーを調整し、少ない人数でブザーが鳴るようにして、過密状態になるのを防ぐ。

 部屋の鍵については、生体認証やモバイル端末を活用したキーレスシステムを導入したり、返却された鍵やキーカードの消毒を徹底したりする。

                  

 <映画館>席の前後左右に間隔、混雑回避

 業界団体「全国興行生活衛生同業組合連合会」は、映画館は一定の空調設備の設置が義務付けられているために強制的な機械換気が可能な上、上映中は対面の会話が原則想定されないことを踏まえ、具体的な対策をまとめた。

 スクリーン内は前後左右を空けた席配置といった十分な間隔を確保するほか、上映ごとにドアノブや手すりなどの消毒を徹底。幕あいには扉を開放して換気し、清掃時間も十分確保する。

 チケット窓口や退場時に行列、混雑が想定される場合はできるだけ2メートル(最低1メートル)を目安に間隔を空けるよう来館者に促す。ロビーでも対面での飲食や会話を避けるよう求める。

 チケットやグッズなどの販売ではキャッシュレス決済を推奨。来館者には事前に検温を依頼し、発熱やせきなどの症状があるときは来館を控えてもらう。                 

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