高論卓説

コロナ禍がもたらした大気汚染の改善 クリーン自動車普及の契機に (2/2ページ)

 だが、日本がインドの大気汚染改善に貢献できる方法もある。まず、日本のCEV化をさらに加速し日本をクリーン自動車大国にする。すると数年後には中古CEVが日本からインドへ輸出される。そしてまた、数年後にインドで使われた中古CEVが周辺国に再輸出される。

 結果として、インドを含む南アジアの国々にCEVが増え、大気汚染は徐々に改善され、再びエベレストが見えるようになる。

 まさに「風が吹けばおけ屋がもうかる」理論で遠回りのようだが、「インドの大気汚染を改善するには日本をCEV化する」のも一つの方法である。

 WHOによれば、大気汚染が原因の肺がんや肺炎など呼吸器疾患により、毎年世界で700万人以上が死亡しているという。

 一方、現在までの新型コロナでの死者数は世界で39万人超(7日午前)だ。CEVを普及させることは、コロナ犠牲者の何倍もの人の命を救うことにもなる。

【プロフィル】平松庚三

 ひらまつ・こうぞう 実業家。アメリカン大学卒。ソニーを経て、アメリカン・エキスプレス副社長、AOLジャパン社長、弥生社長、ライブドア社長などを歴任。2008年から小僧com社長。他にも各種企業の社外取締役など。北海道出身。

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