金融

ウォール街でバーチャル接待 顧客に売り込み、ネットシフト加速

 米ウォール街の投資ファンドは、新型コロナウイルス流行や全米に広がる白人警官による黒人暴行死に端を発した抗議デモを理由に顧客への売り込みをやめたりはしない。

 ステーキハウスで酒を飲みながらの接待がもはや不可能になったいま、ビデオを通じたワインの試飲会やオンラインコンサートがこうした接待の代わりになる。マスクなどの贈り物も一つの手だ。

 新型コロナに加え抗議デモと外出禁止令の中にあって、資産運用会社は富裕層や機関投資家、金融アドバイザーらの注意を自社の投資信託や上場投資信託(ETF)に引き付ける新たな方法を模索している。これには仮想世界の活用がしばしば有効に使われる。

 デロイト・コンサルティングのケーシー・クワーク部門のプリンシパル、アマンダ・ウォルターズ氏によれば、既に始まっていたバーチャルへのシフトは加速している。「これまでのように顔を合わせて話すことが必要だろうか。その答えは恐らくノーだ」と同氏は話した。

 アライアンスバーンスタインのマネジングディレクター、アダム・サンシベリ氏によれば、同社は5月、富裕層顧客向けにオンラインコンサートを実施。ソムリエがリモート参加するワインとチーズのテイスティングも開催した。JPモルガン・アセット・マネジメントは3月半ば以降に170以上のバーチャルイベントを設定したと、事情に詳しい関係者が述べている。(ブルームバーグ Annie Massa)

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