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李副会長の逮捕状請求棄却 ソウル中央地裁、サムスンへの打撃回避

 サムスン電子の経営権継承をめぐる不正疑惑で8日、同社の事実上のトップである李在鎔(イ・ジェヨン)副会長に対する逮捕状が棄却された。トップ不在の事態は回避された。

 ソウル中央地裁は、検察当局が求めていた同副会長と元幹部2人の逮捕状について請求を退ける決定を下した。中央地裁は検察側が相当程度の証拠を確保しており基本的な事実関係が証明されていることを挙げ、被疑者を逮捕する必要性は低いと判断した。

 検察は李氏の経営権の継承を確実にする狙いがあるとみられる2015年のグループ内2社の合併と不正会計について調査を進めていた。検察によると、李氏はサムスン物産と第一毛織の2社の合併を進める際、自らに有利になるように株価を意図的に操作した疑いがある。

 棄却により同社への打撃はひとまず回避された形だ。同社は先週、起訴の是非について検察外部の判断を仰ぐため中立的な捜査審議委員会(審議委)の招集を要請していた。

 聯合ニュースによると、ソウル中央地裁はサムスンの要請について議論するという。世論の支持取り付けを狙うサムスンと検察側の対立が激化する可能性がある。(ブルームバーグ Sohee Kim)

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