ピックアップ

大遊協、日本人留学生へ奨学金

 大阪府のパチンコホールの組合である大阪府遊技業協同組合(大遊協、理事長・平川容志氏)を母体とする公益財団法人大遊協国際交流・援助・研究協会(理事長・上浦文雄氏)は17日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪で今年度から始まる日本人留学生に対する奨学金の受給証書交付式を開催した。

 同財団では1991年の設立以来、国際交流の促進と国際都市大阪の発展に寄与することを目的に、大阪府下で居住している留学生への奨学金支援を主事業に、犯罪・事故被害防止の啓発活動や日本に対する理解を深める社会見学会の開催など、各種行事を展開。財団設立時より開始された奨学金事業は昨年に28年目を迎え、受給者数は実人数で400人、延べ876人(25カ国・地域、39大学)に至った。

 そのような背景で今般、「海外留学を希望する日本人学生の力になれないか」との思いをかなえるべく日本人に向けた奨学金事業を開始する運びとなった。

 同事業は、日本人学生が国際体験を通じて国際理解、知識の拡大などその能力や可能性を広げ、卒業後も国際交流に貢献する有為な人材の育成・助成が趣旨。今年度は府内の大学に通う3人を対象に、1人120万円の返済不要の奨学金を支給することとなった。学生は、大阪大学法学部、大阪大学外国語学部、大阪市立大学文学部の学部生で、留学先はフィンランドのヘルシンキ大学、フランスのリヨン第3大学、英国のリーズ大学。

 交付式では上浦理事長が3人に受給証書を手渡し、「新型コロナウイルスによる影響で不安も大きいだろうが、皆の“留学したい”という強い気持ちが道を開くと信じている。勉学に励み、将来の財産となる多くの友人をつくり、1年後にはさらにたくましく魅力的になった皆の姿を拝見できることを楽しみにしている」とエールを送った。

 来賓として臨席した大遊協の平川理事長は祝辞において、日本のより一層のグローバル化を図るためには、外国人留学生のみならず、多くの日本人の若者が外国の異文化を体験し、グローバルな感覚を身に着ける必要性があるのではないかと指摘。国際交流に寄与する目的で設立した大遊協国際交流において、日本人留学生奨学金支給事業のスタートに立ち会えたことをうれしく思うと述べた。そして、「今の情熱をもって、それぞれの留学目的を達成され、日本で学ぶだけでは得られない貴重な知識や経験を身に着けてきてもらいたい。すばらしい国際人となることを切に希望する」と学生たちの成長に期待を寄せた。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus