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鮮魚店で刺し身など無料提供 コロナで苦境の漁業者応援 

 新型コロナウイルスの影響で需要が落ち込んでいる魚介類の販売を促進し漁業者を支援するため、首都圏の約170店の鮮魚店で購入者に刺し身などを無料で提供するキャンペーンが実施されている。鮮魚店を展開する吉川水産(東京都世田谷区)では30日、22店舗で計約600キロのマダイ刺し身用パックを配布した。

 キャンペーンは、豊洲市場で水産物を仕入れている小売業者で組織する「東京魚市場買参協同組合」が国の補助を受けて実施。組合加盟の7社が参加している。「漁業者を応援します」をキャッチフレーズに8月まで需要が落ち込んでいるマグロやブリ類などを配布する。実施日や配布量は店舗ごとに異なる。

 吉川水産の「クイーンズ伊勢丹仙川店」(調布市)内の店舗では、1点以上を購入した人がレシートを見せパックを受け取っていた。火、土曜日の週2回実施する予定。同社の駒ケ嶺光二部長は「こんな時だからこそ助け合いが必要。おいしい魚を食べる機会を作ることで役立ちたい」と話している。

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