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決済系ITベンチャーのクアドラック、約12億円調達

 決済系ITベンチャーのクアドラック(東京都港区)は、ベンチャーキャピタル(VC)のSBIインベストメント、INCJ(旧産業革新機構、同千代田区)などから総額約12億円の資金調達を完了したと発表した。

 同社は交通機関向け決済用サーバー「Q-CORE(キューコア)」などの開発、製造を手掛けている。調達した資金はこのサーバーの販売促進、さらに決済サービスの普及に向けた人材の採用などにあてる。

 沖縄都市モノレールは今年3月、改札処理システムにキューコアを導入。これにより同社線のみで使えるIC乗車券「OKICA(オキカ)」に加えて、JR東日本のIC乗車券「Suica(スイカ)」など他の交通系IC乗車券でも利用できるようになった。沖縄を訪れるビジネスマンや観光客の利便性向上につながった。

 クアドラックは平成21年に設立。INCJからの資金調達は平成26年7月、30年12月に続き3回目となる。

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