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ルノー最悪、9000億円赤字 1~6月期 日産の業績悪化重荷

 フランス自動車大手ルノーが30日発表した2020年1~6月期決算は、最終損益が72億9200万ユーロ(約9000億円)の赤字だった。ルノーによると、1~6月期が赤字となるのは09年以来11年ぶりで、過去最悪となった。前年同期は9億7000万ユーロの黒字だった。売上高は34%減の184億2500万ユーロ。

 新型コロナウイルス感染症の流行に伴う自動車需要の減少に加え、出資する日産自動車の業績悪化のあおりを受けた。ルノーが企業連合を組む日産や三菱自動車は21年3月期決算で大幅な赤字を計上する見通し。新型コロナ流行の収束が見通せない中、グループは厳しい局面に立たされた。

 1~6月期の世界販売台数は前年同期比35%減の約125万7000台だった。7月に就任したルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)は決算の電話説明会で「われわれは複雑で困難な状況の中にいる」と指摘。日産、三菱との連合に関しては「実利的で具体的なものへと作り上げている」と説明した。

 20年通年の業績見通しは、新型コロナ流行の先行きが不透明なため示さなかった。ルノーは反転攻勢に向け、約1万5000人の雇用削減などのリストラを進める方針。さらに21年1月に中期経営計画を公表する見通しだ。(ロンドン 共同)

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