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小林製薬のインバウンド売り上げ95%減 「神薬」など減速

 小林製薬は30日、新型コロナウイルスの拡大で、4月以降の訪日外国人客(インバウンド)による推計売り上げが前年同期比で95%程度落ち込んでいると明らかにした。今年1~6月のインバウンドによる売り上げは13億円にとどまり、前年同期(51億円)の約4分の1に減少した。

 同社によると、入国規制などによってインバウンド売り上げは2月に59%減、3月は81%減と落ち込み、4月以降95%減まで低迷。商品ごとに見ると、中国からの観光客に「神薬」などとして人気の女性用保健薬「命の母」や外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」などのインバウンド向けの売り上げが60%以上落ちたという。

 小林章浩社長は同日のオンライン会見で「インバウンド需要はほぼなくなった」と説明。インバウンド客に日本国内で買ってもらい、中国国内でのネット販売拡大につなげる戦略だったが、今後はマーケティング戦略を再構築するとした。

 同日発表した令和2年6月中間連結決算は売上高は前年同期比4・5%減の661億8千万円、最終利益が0・2%増の82億1800万円だった。コロナによってほぼなくなると想定するインバウンド需要や外出自粛による販売減で、通期業績予想について売上高、最終利益ともに下方修正した。

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