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三井E&S、ツネイシと造船事業で資本提携へ

 三井E&Sホールディングスは31日、ツネイシホールディングス(広島県福山市)と、造船子会社同士が資本提携する方向で協議入りすると発表した。三井E&Sが子会社の三井E&S造船について、保有株の一部をツネイシ傘下の常石造船に譲渡する。価格競争が激化し、中国勢や韓国勢に押される中で、一体的な事業運営を進めて生き残りを図る。

 出資比率などは今後詰めるが、常石の資本参加後も三井E&Sは親会社の地位を維持する。年末をめどに最終契約書を交わし、来年10月に手続きを完了したい考えだ。

 三井E&S造船と常石は2年前に業務提携。互いの強みを生かしつつ費用削減や人材交流を進め、資本提携への発展を探っていた。

 三井E&Sは造船事業の不振などで、本業のもうけを示す連結営業損益が令和2年3月期まで3年連続で赤字となっている。このため造船事業の構造改革を打ち出し、他にも千葉工場(千葉県市原市)での商船建造から撤退することを決めたほか、艦船事業を三菱重工業に譲渡する方向で協議している。

 国内の造船業界をめぐっては、首位の今治造船が2位のジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)に3割を出資することを決めており、生き残りに向けた再編の動きが加速している。(井田通人)

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