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マックとベネッセで苦杯 原田泳幸氏がタピオカ「貢茶」で起こした改革 (2/2ページ)

 ゴンチャでの経営は順風満帆とはいかない。就任時にはなかった新型コロナ禍は、出店計画に対する予期せぬ逆風だ。緊急事態宣言解除後、徐々に客足は回復しているとはいえ全体では7割程度。都心の繁盛店ほど戻りは遅い。

 また、タピオカとひもづいて広まったゴンチャのブランド認知が、事業成長の弱点にもなりえる状況は否めない。

 原田氏は「タピオカミルクティーにはもう独自性はない。どこにでもある。若い人は『タピる』(タピオカ入りドリンクを飲むことを表す流行語)ために店に来る。つまり、ファッションで、ファッションは続かないもの」と冷静に分析。そのうえで、「他の流行(はやり)ビジネスのように消えることはないですよ。われわれがお客さんから離れないように、変わっていきます」と決意を述べた。(日野稚子)

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