自動車

テスラ、新株を売り出し最大50億ドル調達へ 「最大手」生かし成長マネー確保

 米電気自動車(EV)メーカー、テスラは、最大50億ドル(約5300億円)の調達を目指し、金融機関に割り当てた新株を随時市場に売り出す計画だ。工場の数を増やし、EV分野のグローバルマーケットリーダーの地位固めを目指す同社は、株式時価総額で自動車最大手となったメリットを生かして成長資金確保に動く。

 1日の規制・監督当局への届け出によれば、テスラはゴールドマン・サックスやBOAセキュリティーズを含む金融機関10社に新たな普通株を随時直接割り当て、市場で売却する。リテール投資家からの株式への需要拡大を最大限利用し、売却収入はバランスシートの強化と一般的使途に充てる。

 普通株1株を5株とする株式分割調整ベースの取引が8月31日に開始され、テスラ株は個人投資家にとって手が届きやすい価格となった。1日の米株市場で同社の株価は4.7%安の475.05ドルで終了。新たな株式の供給は希薄化につながる。

 株価は年初来約500%という驚異的ペースで上昇し、時価総額は約4427億ドルに達する。新たに50億ドル相当の株式が全て売却されても、時価総額の1%強にすぎない。

 テスラは株式市場で過去10年間に約140億ドルの資金を集め、今年2月には約20億ドルの公募増資も発表した。(ブルームバーグ Dana Hull、Gabrielle Coppola)

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