金融

東京海上、大会主催者向けのeスポーツ用の保険を発売

 東京海上日動火災保険はコンピューターゲームで腕前を競う「eスポーツ」の大会を主催する企業・団体用の専用保険を開発した。参加者のけがや会場の破損による損害賠償や、サイバー攻撃で大会運営を妨害された際の調査費用などを補償する。今月販売を始める。

 以前からある「サイバーリスク」「施設賠償責任」「興行中止」の3保険を掛け合わせた。eスポーツが普及している海外では専用保険があるが、国内では初めてとしている。台風や火災、事故で催しが中止となった際の損害も補償する。新型コロナウイルス感染症による中止は、一般的な興行中止保険と同様に補償対象外となる。

 eスポーツはゲームメーカーが大会を開くなどして裾野が広がっており、日本市場は2019年に60億円を突破した。大会誘致による地域活性化も期待されている。

 ただ注目度の上昇に伴いサイバー攻撃の標的となるリスクも高まっており、実際に選手のコンピューターにランサムウエア(身代金要求型ウイルス)が仕込まれた例もあるという。

 東京海上は今後、選手が負傷で大会に参加できなくなった際にスポンサーやチームに対して保険金を支払う商品の展開も検討する。

                   ◇

【用語解説】eスポーツ

 エレクトロニック・スポーツの略。パソコンや家庭用ゲーム機を使ってゲームの腕を争う競技で、格闘技やサッカーなど種目は幅広い。欧米や韓国で広まり、日本でもプロの選手やチームが生まれている。昨年の国民体育大会では、文化プログラムとして全国都道府県対抗eスポーツ選手権が開かれた。スポーツとして取り扱うことへの異論や、依存症対策など課題もある。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus