金融

スマホ証券、入門者に照準 アプリ・ポイントから誘導強化

 若者や投資初心者をターゲットに、スマートフォンで手軽に使える取引サービスを提供する「スマホ証券」が続々と登場している。少ない金額から投資できたり、手数料が低額だったりと、初めてでも始めやすいのが特徴だ。

 使用アプリは、パソコン向けと比べ表示情報を絞り小画面でも見やすく工夫。少額投資に対応し、本来は売買が100株単位の銘柄でも1株単位で、安いものは数百~千円程度から投資できる。

 大和証券グループのスマホ証券CONNECT(コネクト)は1株単位で購入可能な国内企業株300銘柄を用意。7月の開業から約1カ月で口座開設は1万を超え「順調な滑り出し」(グループ広報)という。

 SBI証券などが出資するSBIネオモバイル証券では、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)系のTポイントで株の購入ができる。取引金額が月50万円までは何度売買しても手数料は月220円の定額だ。

 LINE(ライン)と野村ホールディングス(HD)が設立したLINE証券は、1株(1口)から買える銘柄は上場投資信託(ETF)も含め315銘柄。通信アプリに株の売買機能などを持たせユーザーの証券サービスへの誘導を狙う。

 日本証券経済研究所の二上季代司主席研究員はスマホ証券の設立が相次いでいることに関し「IT企業は一つのアプリで保険など幅広いサービスを扱うことに商機を見ている」との見方を示す。一方、大手証券は顧客の発掘を狙っているとみている。

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