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SPLYZA 土井寛之社長(44) 分析アプリでアマスポーツに貢献 (1/2ページ)

 中高大の部活動などアマチュアスポーツで活用できるスポーツのビデオ分析アプリを展開し、多くの支持を集めるSPLYZA(スプライザ)。土井寛之社長(44)は、オンライン授業への取り込みなどで知名度向上を図り、導入件数の増加を意気込む。(那須慎一)

 --なぜ起業したか。また企業理念は

 「浜名湖でウインドサーフィンを始めたのをきっかけに、スポーツという正解のない問題を解くプロセスの面白さにはまりました。その中で、より効率よく上達するために映像を撮影したり、ノートに振り返りを書いたりしたものの、かなりの手間でした。そこで、時間やお金に限りがあるアマチュアスポーツでも効率よく上達できるツールを開発しようと起業に至りました。当社のミッションはずばり『アマチュアスポーツマンの“もっと上手(うま)くなりたい”を叶(かな)える』です」

 --現在注力している事業内容や主なターゲットは

 「『SPLYZA Teams』というスポーツのビデオ分析アプリです。平たく言うと、映像を使ってみんなで振り返りと分析ができる“映像版部活ノートアプリ”です。高校部活動を中心に全国360以上のチームにご利用いただいています。種目はサッカーが一番多く、バスケットボール、ラグビーなどの球技や、テニスやバレーなどのネット競技、格闘技など20種目以上です。レスリングやダブルステニスなどはナショナルチームも利用しています」

 --今に至るご苦労や思いは

 「エンジニアの3人で起業したため、開発以外のすべてのことが手探りでした。誰にどのようなアプリが求められているのか、作ったものをどう知ってもらうのかが特に苦労した点で、何年も試行錯誤しました。最終的には、高校サッカーの指導者に多く話を聞くことができ、今のアプリの方向性が決まりました」

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