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MLBがポストシーズン突入 日本人3投手の価値は (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズン60試合制という変則日程を終えた米大リーグは、29日(日本時間30日)からポストシーズンに突入した。ワイルドカードシリーズ(3試合、2試合先勝)、地区シリーズ(5試合、3試合先勝)、リーグチャンピオンシップ(7試合、4試合先勝)、10月20日からのワールドシリーズ(7試合、4試合先勝)を戦い、世界一が決まる。

 好成績のダルと前田

 今年は多くの日本人選手が光り輝く舞台に出場する。ナ・リーグでは、カブスのダルビッシュ有投手、レッズの秋山翔吾外野手…。ア・リーグはツインズの前田健太投手、ヤンキースの田中将大投手、ブルージェイズ・山口俊投手、レイズ・筒香嘉智外野手…。“日本人対決”も十分に期待され、日米間には時差があるが、早朝からテレビ観戦する価値は十分ある。

 日本人選手の活躍が大いに期待されるが、ここでは“お金”に関してダルビッシュ、前田、田中の3選手について書く。

 ダルビッシュは8勝3敗でリーグ最多勝に輝いた。日本人選手としては初めて。防御率2.01は2位、奪三振93は3位。投手の最高栄誉であるサイ・ヤング賞の有力候補でもある。2018年、6年1億2600万ドル(約133億円)という大型契約を結んだ。

 エース候補はしかし、15年に受けた右ひじの手術の影響もあって、昨季までの2シーズン合わせて7勝11敗、防御率4.16と低迷。批判を浴びたが、今季は完全復活。ダルも「34歳の今が最高…」と自賛し、デビット・ロス監督はダルの登板日にメディアにこう答えたという。

 「きょうは勝つ日だ…」

 いまやダルに支払われる“ビッグ・マネー”に、誰も何も言わなくなった。

 今季、ツインズに移籍した前田は本来の姿を取り戻した。11試合全てに先発して6勝1敗、防御率2.70。66回2/3を投げ、80奪三振、10四球。8度のクオリティー・スタート(6回以上投げて自責点3以下)をクリア。しかも最多失点は「3」と安定性を誇った。そして見えてきたのが出来高での“取れ高アップ”である。

 広島からドジャースに移籍した16年から8年総額2500万ドルで契約。基本年俸が300万ドルに抑えられた。逆に出来高の最高額が1015万ドル、年俸と合わせて年間MAXは1315万ドルになるが、先発としての出来高重視のため、昨季は37試合登板中、11試合が救援だったおかげで、年俸と合わせて850万ドルの報酬にとどまっていた。

 田中に再契約望む声

 短縮日程となった今季はどうか。機構側と選手会で年俸、出来高契約も60試合で単純換算されることで合意。つまり162試合制に換算して67%オフで支払う。全てに先発した前田の今季の出来高は227万5500ドル。仮に162試合に換算すれば、出来高は620万ドル、年俸300万ドルを含めると総額920万ドルになる計算になる。

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