トップは語る

エアウィーヴ マットレスで睡眠の質伝えたい

 □エアウィーヴ会長兼社長・高岡本州さんに聞く

 --独自素材のマットレスが浅田真央さんや錦織圭さんなどトップアスリートに愛用され、業績を着実に伸ばしてきましたが、新型コロナウイルスの影響は

 「4月は百貨店が臨時休業した影響もあり、店舗の売り上げが前年比約7割減、5月も約5割減だったが、6月は約3割増だった。7月以降も好調を維持している。増加に転じたのは、寝具を清潔にする動きが出てきたことや当社のブランド認知度の高さもプラスに働いた。特に総合スーパー(GMS)やネット販売が伸びている」

 --コロナの感染拡大を受けて、「リモート(非対面接客)」と「ハイジーン(清潔・衛生)」を軸とした販売戦略を立てた

 「5月からビデオ通話で販売員に寝具選びの相談ができる新サービスを始めた。4月にはスマートフォンで写真を撮るだけで体形測定ができ、利用者に合った商品を提供するアプリの提供も始めた。これは本来、東京五輪・パラリンピックのアスリートサポートのために開発したサービスだが、コロナの感染拡大で非対面の接客が必要と判断し、一般ユーザーへの提供を決めた」

 --東京五輪・パラのオフィシャル寝具パートナーとして選手村に供給する予定だが、営業効果は大きいか

 「延期となり、マーケティングツールとしての効果は疑問だ。ただ、東京五輪を目標に世界のトップアスリートに最高の睡眠をしてもらう商品を開発してきた。その結果、分割マットレスが生まれ、イノベーションを起こせた」

 --エアウィーヴが目指すべき道は

 「睡眠の質を売りたい。睡眠の質の価値が伝われば、自然に売り上げが増えてくるはずだ。国内のホテルや病院で使われているベッドは非差別化商品なので、広げる余地がある。海外の一般ユーザーも開拓していきたい」

【プロフィル】高岡本州

 たかおか・もとくに 1987年米スタンフォード大学院修了。98年日本高圧電気社長、2004年中部化学機械製作所(現エアウィーヴ)設立し、社長に就任。15年会長兼社長。愛知県出身。

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