金融

サーチファンドを全国展開 政投銀 若手経営者と企業仲介

 日本政策投資銀行は、後継者難に悩む中小企業を引き継いでもらうため、意欲のある若手経営者を企業に仲介する「サーチファンド」を設立する。11月までに10億円弱の規模のファンドをつくる予定だ。サーチファンドとしては日本で初めて全国展開を目指す。

 サーチファンドは経営者を目指す若者と後継者不在の中小企業をつなぐ仕組みで、1980年代に米国で始まった。投資家は企業ではなく、若手人材に投資し、その人材が自ら引き継ぎたい企業を選んで、事業継承により企業の価値を高める。

 政投銀のほか、日本M&Aセンターや、人材紹介に強みを持つキャリアインキュベーション(東京)などで運営する。

 小規模な企業は将来の売却による収益が見込めないといった理由で、これまで投資の対象となりにくかった。

 今年2月、山口銀行などを傘下に持つ山口フィナンシャルグループ(FG)が国内初のサーチファンドの事例として、北九州市の土木工事会社、塩見組への支援を決めた。

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