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保有データをAIで補完・拡張

 ■NEC、企業向け支援サービス

 NECは企業が保有するデータの補完・拡張を人工知能(AI)で支援するサービス「NEC Data Enrichment」の提供を始めた。利用企業が保有するデータをAI技術「データ意味理解技術」で分析し、関連性や類似性が高い外部の公開情報と統合することで、データを補完・拡張して顧客に提供する。

 一般に、複数のデータを統合して分析するには、データの形式(表データの行や列が表す意味)が統一されていなければならない。このため、データアナリストなどの専門家が、データの正規化・標準化・名寄せなどの準備工程を、膨大な時間をかけて行っているのが現状という。

 これに対して「データ意味理解技術」では、NEC独自のアルゴリズムにより表データの行や列が持つ意味を高精度に予測して、類似性の高いデータ同士を自動的に統合できるので、専門家が人手で行う場合と比べ、約10分の1の時間で同等品質の成果を得られるという。

 NECでは、4月から7月にかけて、タイトーと共同でサービス実証実験を実施。補完・拡張されたデータを使うことで、新商品の需要予測の精度を約20%向上できることを確認したという。NECは、データ分析が積極的に活用されている発注業務や商品開発業務などを中心に、さまざまな顧客に新サービスを提案する考えで、今後3年間に累計4億円の売上高を目指す。(インプレスウオッチ)

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