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時速360kmの超高速車両も受注…世界の鉄道市場で日立が存在感を発揮するワケ (5/5ページ)

SankeiBiz編集部
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鉄道車両製造100年の節目

 日立は「鉄道システムにおけるトータルソリューションのリーディングカンパニーとして、気候変動や都市化など多くの課題解決に貢献するとともに、さらなる成長をめざしていきます」と意気込む。

 世界有数の「災害大国」でもある日本の厳しい自然条件の下で、日本の高速鉄道技術は世界に誇る進化を遂げてきた。2011年3月の東日本大震災で東北新幹線は高架橋や架線など1000カ所以上が被害を受けたものの、乗客の死傷者は1人も出ていない。安全性や定時運行、快適性を支えてきた高い技術力は間違いなく世界トップクラスだろう。あとは、熾烈な価格競争を乗り越えられる車両メーカーとしての総合力が問われているともいえる。

 1920年に蒸気機関車の製造に着手した日立。その鉄道事業の歴史は昨年、ちょうど100年の節目を迎えた。鉄道発祥の地でありながら、高速化で後(おく)れを取った英国では今、イングランド地方の南北の主要都市を最高時速360キロで結ぶ高速鉄道計画「ハイスピード2(HS2)」が浮上している。日立も当然、Class800、Frecciarossa1000に続くHS2の受注を狙っている。

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