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客室乗務員の講座事業化へ 日航、接客の心構えなど指南 

 日本航空は22日、ローソンの接客トレーニング担当社員に対し、日航のおもてなしの心構えなどを教える講座を開催した。日航の担当者はこうした企業向けの接客講座を今後、全国に展開し、事業化していく方針を表明した。

 この日の講座では、日航の産学連携部の小森裕子マネジャーら2人の客室乗務員経験者が、接客の心構えや、表情や立ちふるまいなどの重要性について実技を交えながら講義した。小森さんは「客室乗務員もローソンと同じで食品を扱うので不潔と感じさせない身だしなみが必要」と強調。また「日航は感じが悪いと思われると取り戻す時間はない。二度と乗らないと思われる可能性がある。十分気をつける必要がある」と述べた。

 日航は、長年の接客ノウハウを取り入れて接客レベル向上を図ろうとする飲食業などから講師派遣の依頼が増えていることや、新型コロナの影響で通常業務ができなくなっている社員が増えていることから、講師派遣を事業化する検討を進めていた。派遣する講師の人数や収益目標などは今後詰める。

 日航や同社のグループ会社はコロナ前から、大学などに客室乗務員や空港の地上職員らを派遣し、接客や面接時のマナーなどを教える講座を開いてきた。今後はこの部署を教育事業の部署として拡充する方向だ。競合の全日本空輸はすでに客室乗務員らの派遣を事業化している。

 日航はすでに出向という形で1日最大1000人を接客ノウハウを学びたいという自治体やコールセンターなどの企業・団体に派遣している。赤坂祐二社長は「うちの客室乗務員は非常に優秀。もっと他の場で活躍してほしいと考えている」と話している。

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