現場の風

日本コカ・コーラ GABA独特の風味解消に苦心

 □日本コカ・コーラマーケティング本部紅茶・機能性茶グループマネジャー・山腰欣吾さん(51)

 --2月8日に新商品の「からだおだやか茶W」を発売した

 「日本で初めて記憶力と血圧にダブルで働くGABAを配合した機能性表示食品で、新しい無糖茶になる。以前から血圧と記憶力ということに関心が高まっており、特に記憶力は認知機能の中でも、ふとした瞬間に実感できるので、誰にでも分かりやすい機能だといえる」

 --開発のきっかけは

 「健康関連食品の市場は伸びているが、脂肪の吸収を抑えるという商品が市場の大多数。市場が今後も拡大するには、購入したことのない層が購入することが大事で、脂肪対策関連以外の商品がなければとの問題意識があった。調査したところ、脂肪対策以外に関心が高いのが血圧と記憶力と分かり、2つのニーズは重ならないので幅広い層にアプローチできると感じた。新型コロナウイルスの感染拡大で、テレワークが普及したことで健康への意識が高まったこともタイミングが一致した」

 --商品開発での試行錯誤はあったか

 「製品づくりでは味づくりの苦労があった。健康飲料であっても、お茶としてのおいしさは担保したかった。癖のある味では毎日飲むことがつらくなる。GABAには独特の風味があり、最終的に4種類の候補を絞るまでに1年と、思ったよりも時間を要した。あとは記憶力と血圧という部分が日本初で、消費者庁に機能性表示食品として認めてもらえるかは不安があった」

 --「からだすこやか茶W」に続く第2弾だが、新たなシリーズ展開は

 「健康飲料は炭酸飲料などと違って、1回飲んでみただけでは違いを感じられないが、価値を認められればファンが増えていくので定着には時間がかかる。ただ、将来的には十分、可能性があると考えている」

                  ◇

【プロフィル】山腰欣吾

 やまこし・きんご 早稲田大卒。1992年日本コカ・コーラ。大手CVS本部担当、ジョージアグループマネジャーなどを経て、2015年より現職。兵庫県出身。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus