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(PR)ドローン測量のパイオニア、出先での大容量データ転送の方法は? 技術開発コンサルタント (埼玉県)

 これまで紙に図面を描く「2次元」が主流だった土木測量・設計の世界。埼玉県北部の深谷市にある株式会社技術コンサルタントは、2014年にいち早くドローンを使った測量を開始。ドローンに搭載したカメラやレーザースキャナーから得る3Dデータを使用した設計に力を入れ、注目されている。

 創業以来、設計業務の大幅改善を推進した技術開発コンサルタントの飯野英雄社長は、積極的にICTに取り組んできた。2014年にはすでにドローンに着目し、UAV(無人航空機)測量を始めている。

「当時はまだ趣味の延長線上の位置づけだったドローンですが、私はこの技術が測量の世界を一変すると確信し、大型ドローン導入や写真測量をスタートさせました」

■風の影響もそれほど受けずブレない写真…これは…

 導入の背景には、同社は当時大規模な造成現場の設計を担当することが多く、広範囲に写真を撮ったり、造成計画をしたりすることが必要だった。元々ラジコンが趣味だった飯野社長は、ドローンを見て仕事に活かすことを思いつき、すぐに導入。上空から撮影したところ、風の影響もそれほど受けずブレない写真が撮れたという。

 「その頃から、世界のどこかの企業でドローンの写真測量をやっているという話は出ていましたし、使えそうだなと思って調べてみたんです。すると、世界の6~7割のシェアを占めるDJI(中国のドローンメーカー)製が、一眼レフのカメラを積んで地上の写真を撮ると、それが測量用のデータになるということがわかり、すぐに導入を始めたのです」

■手探りで始めたドローン測量、3D化で新たな展開

 今でこそ、国土交通省が整備した作業規定が存在するが、飯野社長は手探りで、試行錯誤を繰り返してやり方を確立していった。当時自分たちが行った方法と、国交省のマニュアル(作業規定)などが類似していたというから驚きだ。

 その後、ドローンにカメラだけでなくレーザースキャナーを搭載してデータを収集する手法で、大規模な造成現場や山林などの現況測量をもとにした3D設計を実施、さまざまな民間事業から公共事業まで営業展開し、着実に実績を上げてきている。

 また同じころ、測量・設計データは2Dから3D化へとシフトしていき、同社のCADなども本格的な3D化へ移行していった。

 「今までは測量しても、平面のポイント(x、y座標点)データしか扱えない状況でした。それが現在では、撮影時のドローンの位置情報や、GPSなどの人工衛星から得られる情報などを組み合わせることで、X、Y、Zの座標軸データをもつ無数のポイント(点)の群れ、点群で対象を立体的に表すことができます(3次元点群データ)。そういうものが、レーザーで瞬時に測れるのです」

 3D点群データがあると、たとえば傾斜地に土を盛って造成するときに、いつ計画の高さになるか、日々動く土量を監視する必要があった。「これまでは日々の測量をもとにした施工管理が大変でした。しかし今は、運土計画を3D化することで精度の高い施工管理が可能になりました」。3D化=“見える化”によりドローンの重要性が認められ、発注数も増えた。

■特殊なCADソフトの重いデータを社外で動かす方法は?

 ドローン測量で得た3次元(3D)点群データを、これらの3DCADで処理するためには、会社のコンピュータで作業する必要があり、外では作業ができなかった。データ量が膨大なためだ。飯野社長はコロナ禍になる前から、いざというときには外で動かせるようにしておかなければならないと考えていたという。

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(提供 株式会社リコージャパン)

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