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英ファンドが東芝に買収提案 2兆円規模、非公開化で迅速経営狙う

 英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズなどが東芝に買収を提案したことが7日、分かった。経営陣との条件交渉や日本政府との調整を進め、合意できれば株式公開買い付け(TOB)に乗り出す。買収額は2兆円規模と、日本企業の合併・買収(M&A)として有数の規模になる見通し。大株主の投資ファンドと対立が続く東芝の株式を非公開化し、経営判断を速める狙いがある。原発などを展開する企業が外資の買収対象となるのは異例で、国の外資規制の審査が必要だ。

 東芝は詳細な提案内容を聞き取って慎重に検討を進める考えだ。6月末の定時株主総会までに一定の方向性を示すとみられる。

 東芝の車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)は7日朝、記者団の取材に「提案が来ているのは事実。これから取締役会で議論する」と語った。東芝は「昨日初期提案を受領したばかりであることから今後、詳細情報を求め、慎重に検討していく」とのコメントを発表した。

 7日終値で東芝の時価総額は2兆624億円。TOBの買い付け価格は一定の上乗せをするのが通例で、全株を買収すると総額は少なくとも2兆円を上回る公算が大きい。原子力事業を持つ東芝は2020年施行の改正外為法で重点審査の対象で、経済産業省や財務省が事前審査を行う。

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