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ベンチャー合同ワクチン接種 VCのコーラルキャピタル呼び掛け

 ベンチャーキャピタル(VC)のコーラルキャピタル(東京都千代田区)は、投資先となるベンチャー企業の従業員などを対象に新型コロナウイルスワクチンの合同職域接種を早ければ21日にも実施する。

 コーラルキャピタルの投資先で、首都圏を中心に診療所を運営する医療法人社団ナイズ(同渋谷区)と診療所運営支援のCAPS(同港区)がワクチン接種の打ち手となる医療従事者を確保。政府から供給される米モデルナ製ワクチンを使う。接種会場は東京都内を予定している。

 投資先企業約80社の正社員や業務委託者のほか、インターンシップの学生やその家族も含め、約2万5000人を接種対象とする。このうち約1800人から申し込みがあった。

 コーラルキャピタルでは他のVCにも呼び掛けて、他のベンチャー企業の従業員などにも接種が受けられるようにする考えだ。

 社歴の浅いベンチャー企業や中小企業の多くは従業員数が少ないこともあって、自社で産業医を抱えていないところがほとんど。中小・ベンチャー企業向けの職域接種を早期に立ち上げることで、国全体の接種率向上を後押しする。

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