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東大卒元銀行員“エリート街道”から自己破産…「美人YouTuber」矢内彩さん (2/2ページ)

 視聴者から届いた励ましの声

 自己破産手続きを進めている間、ユーチューブには「お金持ちは何が違う?」「収入は○○で決まる!」など資産や日本経済の解説動画を何本も投稿していた。それだけに、「自己破産しておきながら、偉そうに語っていたのか」といった、いわゆるアンチコメントが寄せられることも覚悟したという。

 「最初は人の目が気になり、社会的にどう思われるのか、気になっていました。それが壁になっていました。今の日本って、周りの目を気にして、自分の生きたいように生きられない人がいっぱいいるなと」

 自己破産を正直に公表すべきか逡巡(しゅんじゅん)もあったが、「私の実体験を話せば、皆さんに勇気を与えられる。自己破産という経験から学んだことを、多くの人に伝えたい」と勇気をもって視聴者に打ち明けることにした。

 「この度、自己破産をすることに至りました。驚かれた方も多いのではないかと思うのですが、きちんと報告したくて、こういう動画を撮りました」

 視聴者の反応は意外なものだった。

 《命をかけて今の道を選んで、戦ってる人がここにいるんだなって気づきました》

 《自分の見せたくない部分を正直に、見せられる人は強い人だと思います》

 《どうにでもやり直しが出来ますよ》

 コメント欄は励ましの声で埋まっていた。「失ったものもあるが、得られたものもある」。そう気づいたという。

 矢内さんは今、ビジネスコーチングやコンサルティングを通じ、個人で稼ぐ力を備えた人を増やそうとしている。すでに100人以上の企業経営者やフリーランスで活躍する顧客がいるという。矢内さんが力を込めて語る。

 「昭和の時代は単一の価値観が支配していましたが、個人の幸せというのを追求できるようになったのが令和の時代だと思います。自分の人生を幸せに生きることに素直になれていない人もいます。自分の物差しで自分の人生をはかることが大切です。コンサルティングやコーチングを通して、より自分らしく生き、働くためのサポートをしていきたいです」

SankeiBiz編集部
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