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「デリバリーを10分以内に」店舗数1位のドミノ・ピザがまだまだ出店を続けるワケ (3/4ページ)

 ■「ピザ×日本食」の商品投入で多様なニーズを取り込む

 また、消費者のニーズが多様化するなか、今年5月には和風の味わいが楽しめる「クワトロ・ニッポン」と“ピザ×日本食”の新感覚が味わえる「ピザライスボウル」を発売した。

 「単身世帯含め、幅広い層へアプローチするためには、商品やサービスの内容を常にアップデートしていかなければならない」とライリーさんは語る。

 「単にピザの味や素材にこだわり、サービスを充実させるだけではなく、お客さまのリアルな声に応え、心から満足する体験を創出していく必要があります。今回発売した『クワトロ・ニッポン』も、和風の味を好まれるお客さまから『自分に合うピザを選びにくい』という意見があったのを参考に、日本人になじみのある明太マヨソースや北海道産チーズなどの具材をそろえ、和風味をひとつのピザで楽しめるよう工夫しました。

 さらに在宅勤務中のランチや、自炊する時間が取れない単身世帯に向けた『ピザライスボウル』は、おひとりで食べるのにちょうど良いボリュームに仕上げたのが特徴です。1年がかりでの開発でしたが、『ごはんでピザを味わえる』という新しい食体験が非常に好評いただいており、お客さまの裾野が着実に広がっていると感じています」

 ■「なかなかYesをもらえない」徹底したSNS施策

 ドミノ・ピザらしさは、SNSを駆使したキャンペーンでも随所に感じ取ることができる。

 激辛ロシアンルーレットを楽しめるキャンペーン「#ドミノハロウィンルーレット」や、最高チーズ責任者(CCO)を一般公募する「#ドミノチーズ100万」、最近では数あるピザのなかで自分好みのものを選べる「マトリクス型のピザチャート図」が反響を呼んだ。

 こういったユニークで、エンタメ性に富んだ施策を行う背景には「ピザはカジュアルで日常に花を添えるものだからこそ、ワクワクするようなコミュニケーションを意識している」からだという。

 「単なる広告やキャンペーンの実施にならないよう、特にSNSを活用する場合は『メディアのヘッドラインを飾れるくらい』のインパクトが出せるように創意工夫しています。ユーザーと双方向のコミュニケーションが図れるよう意識し、楽しい要素を盛り込むのはもちろん、話題性のある切り口を考えて毎回行っているのです。

 チームの部下からは『企画のアイデアを考えても、Yesをなかなかもらえない』という声も上がりますが、それはお客さまが求めていることを正確にくみ取り、施策に反映させられるよう努めているから。中途半端では終わりたくないので、常に貪欲にチャレンジしていく気持ちを持っています」

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