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大阪城隣接のNTT西本社跡地に高級ホテル

 NTT西日本などは13日、大阪市中央区馬場町の本社ビル跡地に、高級ホテルや広場などで構成される観光拠点を令和7年の大阪・関西万博の開幕までに開設する計画を発表した。NTT西は現在、JR京橋駅北側(同市都島区)の新ビルに本社機能の移転を進めている。馬場町の本社ビルは大阪城公園に隣接しており、観光施設の需要が見込めると判断した。

 NTT西は現在保有する敷地を3分割し、ホテルと広場、観光客向けに情報提供などを行う空間の3つの用途で活用する。ホテルが建設される区画の敷地面積は約4900平方メートル。地上20階の約220室で、5年2月に着工し、7年1月に完成する予定。ホテルの運営業者は明かされなかったが、世界的に知名度の高いホテルになるという。

 電話局がある東側の区画は建物を低く改築し、屋上部分に電光掲示板やシェアサイクルの拠点を設け、観光客らを支援する。西側の駐車場がある区画は広場にする。

 NTT西の小林充佳社長は「現在の本社ビルは大阪城の正面にある好立地。観光拠点とすることで、大阪の発展に資すると判断した」と語った。

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