西武HD、東証1部上場 初日終値は1770円

2014.4.23 19:40

 西武鉄道やプリンスホテルなどを傘下に持つ西武ホールディングス(HD)は23日、東京証券取引所第1部に上場した。初値は売り出し価格と同じ1600円、終値は1770円と売り出し価格を10%上回った。市場復帰は有価証券報告書の虚偽記載で、西武鉄道が2004年12月に上場廃止となって以来、約9年4カ月ぶり。東京都内で記者会見した後藤高志社長は「いい形で上場できた」と感想を述べた。

 終値ベースの株式時価総額は約6055億円。上場する首都圏の私鉄の中では東京急行電鉄(8137億円)、小田急電鉄(6559億円)に次ぐ水準だ。

 後藤社長は「リストラは一巡した。今後は、成長戦略をスピード感を持って実現していく」と強調。強みとする事業として、ホテル・レジャー事業や不動産事業、鉄道を中心とした都市交通・沿線事業を挙げた。

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