スマホは定額通話時代に突入 KDDI、7月にも新料金プラン導入へ

2014.6.24 07:02

 KDDIは7月にも、家族で必要なデータ使用量を設定できるスマートフォン(高機能携帯電話)の新料金プランを導入する。データ容量を無駄遣いせずに済み、割高な超過料金を避けられる。週内にも発表する。

 同時に、どの会社の携帯電話や固定電話とも定額で国内通話ができる通話料金を導入する。料金はスマートフォン(高機能携帯電話)が月2700円(税抜き)、従来型端末が2200円。

 携帯電話大手3社は、スマホ利用者の間で通話料やデータ通信料が高止まりしているとの不満が多いことに対応、NTTドコモが6月から相手を選ばずに定額で国内通話ができる定額通話料金を導入したのに続き、ソフトバンクモバイルが7月から提供を予定している。KDDIが2社に追随することで、スマホは定額通話時代に突入する。

 一方、データ通信サービスでは、各社が独自性を打ち出している。ドコモは家族で10ギガ(1ギガは10億)~30ギガバイトまで4段階のデータ量から選択、家族でデータ量を融通し合うことができる。ソフトバンクは家族で融通するか、使わなかったデータ量を翌月に繰り越すかを選択できるようにした。

 KDDIは家族のデータ使用量に合わせて無駄の出にくい料金設定にできるのが特徴。データ通信量が少ない家族はより割安な料金を選ぶことができる。残ったデータ量は家族で融通し合える。

 最後発となったKDDIは、無駄のない柔軟な料金を設定。固定・携帯のセット割引「スマートバリュー」との組み合わせで、料金は1割前後安くなる見通しとしている。

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