サントリーHD、日本サブウェイ株の65%売却

2016.1.21 15:11

 サントリーホールディングスが、サンドイッチチェーン「サブウェイ」を運営する完全子会社日本サブウェイの株式65%を世界のチェーンを統括するオランダのサブウェイインターナショナルグループ本社に売却することが21日、わかった。売却額は数億円程度のもよう。4月からはサブウェイ本社の主導で経営を行うが、35%の株式は保有し、今後も飲料の納入や経営には関与する。

 今年3月末で日本におけるフランチャイズチェーン(FC)契約が終了するにあたって、サブウェイ本社は世界戦略の見直しで、日本におけるサブウェイ店舗の直接運営を提示。サントリーはFC権は返上したが、平成3年のFC権取得後、蓄積してきたノウハウの活用など、経営への関与は残す必要があると判断し、65%の売却にとどめた。

 新社長は、サブウェイインターナショナルから出すが、出向している及川直昭社長も副社長として引き続き経営には関与する。

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