スガツネ、西日本エリアの物流を強化 大阪・茨木の物流施設始動

2016.2.5 05:00

 スガツネ工業は創業86年の家具金物・建築金物、産業機器用部品の総合メーカー。扉に使用される蝶番や引き出しのスライドレール、荷台のキャスターなど取り扱い製品は3万点を超える。同社は西日本エリア(九州・四国・中国)の物流を強化し、サービス向上を図るため2番目の物流施設となる「スガツネ工業 物流WEST」(大阪府茨木市)を1月29日に本格始動させた。これまで同社の物流施設は千葉県山武市の「スガツネ工業 物流センター」だけで、国内外の取引先、販売店への出荷業務のすべてを担っていた。これまで西日本エリアへの配送は注文から納品まで2日かかる場合が多かったが同施設が本格始動することにより、翌日着の配送エリアが拡大する。

 東日本大震災以降、物流サービスの基準としてリスク分散が注目されている。「物流WEST」の稼働により、万一、一方の施設が被災しても他方で代替できる。「物流WEST」は名神高速道路茨木インターチェンジから約350mに位置し、西日本エリアの配送に適した立地。敷地面積は2100m2、延べ床面積3400m2、地上4階建て。物流体制の強化とともに、商品在庫の充実をめざす。

 ■スガツネ工業(東京都千代田区)

 (電)03・3864・1122

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