GW国内交通は前年並み 北海道新幹線や国際線好調

2016.5.10 11:02

 交通各社が9日まとめたゴールデンウイーク期間(4月28日~5月8日)の利用実績によると、JRの主要線区や航空各社の国内線、高速道路主要区間はいずれも前年同期比並みだった。国際線は、4月から燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)がなくなったことなどから好調だった。

 JRは、北海道新幹線の利用者が、前年の在来線特急・急行との比較で約1・9倍となり、直通する東北新幹線も増えた。北陸新幹線はJR東日本の区間で1%増、JR西日本の区間で4%減だったが、昨年が特に好調だったため、両社とも「引き続き、利用者は多い」と説明している。

 九州新幹線は地震の影響で本数を減らして運転したため、博多-熊本で18%減。東海道、山陽両新幹線は、いずれも1%増だった。

 空の便では、国内線が2%増で、羽田-函館便も日航は1%減った一方、全日空は7%増で、北海道新幹線の影響はほとんど見られなかったという。国際線は14%増で、北米やリゾート路線が人気だった。

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