三井物産、ゲスタンプに470億円出資

2016.9.9 05:00

 三井物産は8日、自動車プレス部品の世界最大手ゲスタンプ・オートモーティブ(スペイン)に出資すると発表した。特別目的会社を通じて約12.5%を出資する。出資額は約470億円。

 ゲスタンプはホットスタンピングと呼ばれる熱間プレスで薄く成形する鋼板加工技術が強みで、各国の自動車メーカーと設計段階から開発を手掛けている。

 世界の自動車生産は現在の約9000万台から2020年には1億台を超えると見込まれる。三井物産は、車体の軽量化と強靭(きょうじん)さの両立が求められる中、ゲスタンプの技術ニーズがアジアを中心に今後、高まると判断した。

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