2016.12.27 05:00
富士フイルムは26日、インクジェットプリンターのインキや関連機器の開発、製造を手掛ける「インクジェット事業部」を来年1月に新設すると発表した。2021年度に売上高1000億円を目指す。
インクジェット技術はカタログやダイレクトメールなど商用印刷のほか、食品の包装容器や壁紙、床材などを印刷する産業用途でも使われている。製品を立体複製できる3Dプリンターや電子回路の形成などにも活用が進むと見て、成長分野と位置付けている。
これまで関連事業はグラフィックシステム事業部内で行っていたが、独立した事業部に格上げして注力する。