昨年のコンビニ売上高は10・5兆円 3.6%増で過去最高 12月単月も増加

2017.1.20 18:10

 日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した2016年の主要コンビニ8社の全店売上高は前年比3・6%増の10兆5722億円となり、過去最高を更新した。各社の出店攻勢で売り上げが膨らんだ。

 1年以内の新規出店を除いた既存店ベースの売上高は0・5%増の9兆6328億円だった。年間平均客単価は0・9%増の605円60銭となり、現在の形で統計を公表し始めた05年以降の最高を更新した。商品の質と価格を同時に引き上げる各社の戦略が単価を押し上げた。

 一方、既存店の来店客数は0・5%減の約159億人となり、消費税率が上がった14年以来、2年ぶりに前年割れした。台風が相次いで上陸するなど悪天候が響いた。

 同時に発表した16年12月の既存店売上高は前年同月比0・5%増の8377億円だった。

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