東京ガス、LNG下落で減収減益

2017.4.29 05:00

 東京ガスが28日発表した2017年3月期連結決算は、売上高が前期比15.8%減の1兆5870億円、最終利益が52.5%減の531億円で、減収減益だった。都市ガスの原料となる液化天然ガス(LNG)の価格下落に伴い、ガス料金が値下がりしたことが響いた。原料費の下落を毎月のガス料金に反映させる制度があり、値下がりにつながった。ガスの販売量は、冬場の低気温で給湯などのガス需要が伸びたことなどから、前期比1.8%増だった。昨年4月に全面自由化となった電力小売りでは3月末時点で契約数が73万件に上った。

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