藍澤証券と近畿大、地域活性化へ連携 金融教育やベンチャー支援

2017.5.23 05:00

 藍澤証券と近畿大学(大阪府東大阪市)は22日、包括連携協定を締結した。藍澤証券が関西地区の大学と連携協定を結ぶのは初めて。

 両者は今後、近畿大の学生を首都圏と地元企業に派遣する「クロスボーダー型インターンシップ(就業体験)」を行うほか、藍澤証券が派遣した講師による金融リテラシー教育や、大学発ベンチャー企業と中小企業や大学の研究シーズを生かしたビジネスマッチング、各種セミナーの開催などを実施する。

 藍澤証券の藍澤基彌社長は「学生の金融リテラシーの向上や近畿大が持つ豊富な研究シーズと地元企業とを結びつけることで地域活性化に貢献したい」と強調。近畿大の塩崎均学長は「今回の連携を機にインターンシップや金融教育など学生向けプログラムの充実と、ベンチャー企業の支援を進めていきたい」と述べた。

 両者は2014年からインターンシップによる産学連携をスタートしている。また、藍澤証券は近畿大以外にも全国の大学や地方銀行との連携を通じた地域活性化策を進めている。

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