JFE、川崎の製鉄所で高炉1基停止へ

2017.9.13 05:00

 JFEスチールは12日、東日本製鉄所京浜地区(川崎市)の鋼を作る転炉設備で8月下旬にトラブルが発生し、近く高炉1基を停止すると明らかにした。9月中に稼働させる見通しだが、フル稼働までに時間を要し、10月まで供給に影響が出る恐れがある。自動車や造船などの顧客には、納期を遅らせてもらうよう要請を始めた。

 この影響で30万トン程度の減産を見込む。JFEスチールが1カ月に生産する量の6%程度に当たる。JFEは東日本製鉄所千葉地区(千葉市)など他の生産設備の稼働率を上げることで、影響を小さくしたい考えだ。

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