17年度上半期国内新車販売7.7%増 日産の新型車が押し上げ

2017.10.3 06:06

 2017年度上半期(4~9月)の国内新車販売台数(軽自動車を含む)は、前年同期比7.7%増の248万2835台だった。日産自動車の新型車が好調だったことが全体の販売台数を押し上げた。

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が2日、発表した。

 軽自動車以外の自動車(登録車)の販売台数は4.0%増の160万7978台だった。トヨタ自動車は昨年12月に発売した「C-HR」は好調だったが、「プリウス」が落ち込み0.1%減少。主力の「ノート」と「セレナ」が引き続き好調の日産は17.2%増えた。

 軽自動車の販売台数は15.1%増の87万4857台で4年ぶりに前年同期を上回った。昨年に燃費不正問題の影響で三菱自動車と日産の一部の車種が販売を停止していた反動で増加した。

 9月の国内新車販売台数は、前年同月比3.9%増の49万5189台だった。登録車は0.4%増、軽自動車は10.8%増だった。

 日産の新車の無資格検査問題について、自販連の担当者は「情報収集中で販売への影響はまだ分からない」と述べた。

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