ハウステンボス、移動式球体ホテルお披露目 集客の目玉に

2018.3.7 05:00

 長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」が新たな集客策の目玉として導入予定の、海に浮かぶ移動式の球体型ホテルが6日、報道陣にお披露目された。珍しい宿泊体験を楽しめることをアピールする狙いで、関係者は施設全体の魅力を高める役割を期待している。

 海上での移動方法や、利用者が快適に滞在できるかどうかの検証作業を月内から始めた上で、夏の開業を目指す。

 ホテルは1階が客室、2階は天井がない展望スペースになっている。一つに付き2、3人が泊まれる予定で、利用客は、リゾート施設内でチェックインし、船がホテルを曳航(えいこう)して同県西海市の大村湾に浮かぶ無人島に移動させるプランを検討しているという。

 沢田秀雄社長は記者会見で「まだまだ改善点はある。デザインや機能は、これから進化させていく」と話した。

 ハウステンボスはこの無人島で、現実とコンピューターの世界を重ね合わせた「拡張現実(AR)」技術を活用し、恐竜を倒すゲームが体験できる施設も開業する予定。

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