ミサワホーム、「企業主導型保育」で事業展開 子育て支援施設設計

2018.4.3 05:00

 ミサワホームは、東京トヨペット(東京都港区)と曙ブレーキ工業がそれぞれ設置した子育て支援施設において、設計・施行を手掛けた。内閣府の助成制度「企業主導型保育事業」を活用し、働き方改革を推進しようと考える企業に積極展開する考えだ。

 企業主導型保育事業では、保育施設整備費や運営費などの補助が受けられる。社員が安心して働き続けられる環境を整えることで、離職率の低下や求人採用率の向上、企業イメージの向上が期待できるという。

 東京トヨペットは、同大田区内の販売店の建て替えを機に、認可型保育所と企業主導型保育所を新築店舗の2階に設置した。曙ブレーキ工業は、本社のある埼玉県羽生市の敷地内に企業主導型保育所を開設した。

 ミサワホームは、それぞれの施設について、敷地内の他の建物とのデザイン面の調和を図りつつ、戸建て住宅で培った知見を生かして快適な保育環境を実現できるよう提案した。ミサワホームとトヨタホームは2016年11月に資本業務提携を結び、事業拡大を図っている。ミサワホームは、職場近接の保育所などを提案することで、トヨタ自動車関連企業に勤める共働きの社員らのニーズに応えていく。

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