2019.9.12 13:56
台風15号による停電の影響で、千葉県内ではインターネットの光回線や携帯電話などの通信障害が続いている。
NTT東日本によると、12日午前7時時点で、県内のアナログ電話約2万2千回線、ネットの光回線3万2千回線が不通の状況だ。
同社は移動電源車を75台配備するなど、全国から電源車をかき集めて、停電した電話局で通信設備を稼働させており、不通の回線は前日から減少した。だが、「停電が復旧するめどが立たないと、収束は見通せない」(広報室)。
携帯電話も電波を飛ばす基地局が停電の影響で停波している。携帯大手3社の停波エリアは減少傾向だが、いまなお、圏外だったり、つながりくい地域は広範囲に及ぶ。
各社は移動基地局や電源車、発電機などを現地に投入するなど、「できることを全力でやっているが、今後の復旧は東京電力の電源復旧次第だ」(ソフトバンク広報室)という。
ソフトバンクは12日、被災者した顧客に対し、携帯電話などの利用料金の支払期限を請求書に記載された日付から1カ月延長するなどの支援措置を導入すると発表した。