炭酸飲料のアルツハイマー病リスク指摘 避けるのが安全「普通の水が良い」

提供:ブルームバーグ

 炭酸飲料を含む砂糖入りの飲料を日常的に飲むことの危険性については、科学的にはっきりしている。虫歯、肥満、糖尿病や心臓発作、脳卒中のリスクを高める。その他にも発症する可能性のある病気は枚挙にいとまがない。

 人口甘味料などを使った炭酸飲料(ダイエットソーダ)についての科学的知見は、そこまで確かではない。コーラからダイエットコーラに切り替えれば、砂糖の消費量は減らせるが、他の問題を引き起こすかもしれない。人工甘味料は、必ずしも原因だとはされていないものの、体重増や糖尿病、心臓病との関連が指摘されている。

 4月に同じ研究者グループが発表した2つの研究結果は、ダイエットソーダにせよ、通常のタイプにせよ、炭酸飲料を飲む人に、その習慣を完全にやめさせるよう促す全く新しい理由を提示した。

 一つは医学誌「ストローク」に掲載された論文で、人工甘味料の入った飲料摂取と脳卒中やアルツハイマー病を含む認知症のリスク増加との間に関係があることが分かったとしている。もう一つは「アルツハイマー・アンド・ディメンシャ」に載った研究報告で、砂糖入り飲料の消費増とアルツハイマー病発症前のパターンとの関連を指摘している。

 研究は米ボストン大学医学大学院の研究者らが、数十年にわたる観察データを蓄積している「フラミンガム心臓研究」のデータ分析などを通して実施した。フラミンガム心臓研究は1948年に5000人超のボランティア参加者に対する観察・研究からスタートし、71年からはその子供たちを含め、2002年からは孫たちも含めるといった世代をまたぐ研究で知られる。

 アルツハイマー協会科学イニシアチブのディレクター、ディーン・ハートリー氏は、相関関係は必ずしも因果関係を意味するものではないと指摘。その上で、今回の研究は今後のさらなる研究のための重要な出発点となったと評価した。同氏は炭酸飲料についてはダイエットソーダも通常のタイプも共に避けるのが最も安全だとし、「両方共に悪いと思う。普通の水が常に良い」と話した。(ブルームバーグ Deena Shanker)

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