南極のすがた 雪上車 調理場つき 極寒から隊員守るシェルターにも

万象
雪上車

 南極で観測隊員や物資の輸送に使われる雪上車。いくつかの種類があり、調理場や寝台がついたものや、走行中に海氷が割れても海に浮かんでいられるタイプもあるという。強風や極寒から隊員を守るシェルターとしても欠かせない存在で、野外活動の働き者だ。

 初期には長距離の輸送手段として樺太犬が活躍したが、後に雪上車が主役になった。歴史に輝くのは1968年に昭和基地を出発した南極点の往復調査。往路で1台が故障し放棄を余儀なくされたが、残る3台が4カ月半をかけ、約5200キロを走破した。うち2台は日本機械学会の機械遺産に選定されている。(草)