JR東の千葉支社、サイクル列車を年明け運行 愛好家の集客に期待

 
座席の背面に自転車を立てかける専用ラックが付いた新電車の車内イメージ図(JR東日本千葉支社提供)

 千葉県内でサイクリングを楽しんでもらおうと、JR東日本千葉支社は、自転車をそのまま乗せられる専用の新電車「BOSO BICYCLE BASE(房総バイシクルベース)」の運行を来年1月から始める。同支社によると、こうした専用電車はJR東日本管内では初。首都圏などのサイクリング客の誘客で、地域の観光名所などの活性化にもつなげたい考えだ。

 同社によると、サイクリングやトライアスロン大会などに出場する利用客が電車に乗る場合、自転車は分解したり折りたたんだりして、袋に収納した上で持ち込む必要があった。ただ、分解と組み立てに時間や手間がかかるため、そのまま乗せられる電車の運行を求める声もあったという。

 同社では、千葉県内で行われる自転車競技やトライアスロン大会に合わせて、つり革から伸ばせるベルトで自転車が固定できる「サイクルトレイン」を平成21年から不定期に運行してきた。こうした自転車利用客が増加傾向にあることもあり、新しい専用電車の導入を決めた。

 内房線や外房線などで運行している電車の内部を改装。6両編成で4号車以外は、座席の背面に自転車をそのまま立てかけて固定できる専用ラックを設ける。4号車はモニター4台を設置し、イベントなどを行えるフリースペースとして使用可能。車両の側面には自転車のデザインを大きくあしらう。サイクリングを組み込んだ旅行商品を企画し、首都圏から県内の主要駅に運行させる予定だ。

 県内は高低差が少なく、冬も温暖で豊かな自然が楽しめるため、サイクリングに適している。そのため、県などはサイクリングコースや休憩所の整備に力を入れている。同支社は「地域の魅力発信や首都圏からの集客にこの電車が寄与し、地域活性化にもつなげたい」としている。

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