2010.2.9 16:01
コンビニエンスストア大手のローソンは9日、チケット販売などを手掛ける子会社のローソンエンターメディア(LEM)の専務(38)と取締役(53)が、不正に資金を流用し、LEMの被害総額が最大150億円にのぼる見通しだと発表した。専務ら2人は同日付で辞任した。ローソンは専務らを刑事告訴する方針。
同社の新浪剛史社長は都内で記者会見し、「目が行き届かず大変、反省している。信頼回復に向け全力を尽くしたい」と陳謝。自身の報酬30%を3カ月返納し、LEMの社長は辞任する。業績への影響については「精査中」(ローソン)という。
ローソンによると、LEMは一部のチケットなどの販売の際、チケットやチケット代金を都内の仲介会社「プレジール」(東京都港区)を通してコンサートの企画会社とやりとりしていた。
プレジールが代金を流用したため、平成20年10月以降、企画会社への支払いが滞った。専務らはプレジールの不正流用が原因と知りながら、独断でLEMに企画会社へのチケット代金支払いを肩代わりさせるなどしていた。損害は最大約150億円にのぼるとみられる。
プレジールの社長は専務の知人で、ローソンは、この社長と専務ら3人が共謀していたとみている。社長は代金を投資などに使ったとみられるが、詳細は不明という。
LEMはジャスダック証券取引所に上場している。