カリフォルニア州のフォアグラ禁止法案に賛否両論 (2/3ページ)

2011.9.17 05:00

社会の注目ニュース

 スタリー・キッチンのシェフ、ローラン・ケニュー氏は「法律が施行されても毎日提供するつもりだ。フォアグラ警察でもどこへでも送ってもらいたい」と鼻息を荒くする。

 フォアグラ業者が代替給餌方を見つけるまでの猶予期間が必要として、法律の施行は8年近く延期されていた。しかし、いまだ新しい方法は登場していない。

 年間25万個を製造し、1500万ドルを売り上げるハドソンバレー・フォアグラ社の広報、アリソン・リー氏は「当社は連邦法を順守して製品を製造している。製造方法の変更は考えていない」と述べ、さらにこの法律に対する異議申し立てを考えているという。

 カリフォルニア州はハドソンバレーの売り上げから20%の法人税を得ているが、同社は禁止法案の影響を軽減するため、他州へのマーケティングにシフトする考えだ。

 動物愛護団体はカリフォルニア州のレストランに対して、法律の施行を待たずにフォアグラの提供を中止するよう求めている。

 動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)の広報、リンゼイ・ラジ氏によれば、同団体の運動が成功を収め、ニューサム・カリフォルニア州副知事の関係者団体が経営するレストランなどがメニューからフォアグラを外した。

 2軒の三ツ星レストランを経営するシェフのトーマス・ケラー氏は法律に従わざるを得ないと諦めている。「お客さまにフォアグラ料理をお出しするのは料理人の喜びであり、メニューに欠かせない一品だった。しかし、法律が施行されたら従うつもりだ」と語った。

 ジャルディニエールのオーナーシェフ、トレイシー・デ・ジャーディンス氏もフォアグラをメニューから外すつもりだが、「お客さまの反応を見る限り、フォアグラは必須メニューのように思える。高級レストランを訪れたらぜひ試してみたくなるのだろう」と答えている。